コドン変換(非表現突然変異・サイレントミューテーション)は必要ですか?

コドン変換(非表現突然変異・サイレントミューテーション)は必要ですか?

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当社翻訳液はコムギ(Triticum aestivum)由来ですが、通常コドン変換は必要ないようですが、N末端側50アミノ酸残基のコーディング領域のレアコドンを減らすこと[1]等が重要であるとの報告もあります。

また、例えば、アルギニンのCGCのコドン頻度(F/1000)はヒトで19、大腸菌で40ですので、大腸菌の翻訳効率向上のために、コドン変換を行われている場合、他の宿主ではレアコドンになる可能性があります。このような場合レアコドン固有の問題(翻訳の早期終了、フレームシフト他)が発生する可能性があるため、ご注意ください。

[1] 今中洋行. コドンが決め手!?組換えタンパク質の高発現法. 生物工学会誌. 2013. 91. 11. 655-655