膜タンパク質は可溶化発現しますか?

膜タンパク質は可溶化発現しますか?

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膜タンパク質も可溶化して発現します。

当社のコムギ胚芽抽出液(翻訳液)には、コムギ胚芽由来の細胞膜断片(マイセル、ミセル)が含まれており、これが分子シャペロンとして働き、膜タンパク質の疎水基(膜貫通部分)に吸着、フォールディングさせ、これにより、可溶化発現します。
なお、当社翻訳液から合成した膜タンパク質を超遠心することで、脂質画分が確認されています。

従来膜タンパク質の合成はリボソーム共存下で翻訳を行い、得られるプロテオリポソーム( proteoliposome) は不溶化していましたが、当社翻訳液で合成した膜タンパク質は可溶化発現します。